日本国内の感染者数は、1万5000人(内死亡者543人)を超え、1万1000人が現在感染中です(5月6日現在)。安倍首相は、法施行後初めてとなる「緊急事態宣言」を4月7日に発令し、5月末日まで延長しました。
一方で、緊急事態宣言による外出自粛と休業要請は行いましたが、そのことに伴う「補償」についてはいまだに具体的に実施されていません。全国民に一律10万円給付は決めましたが、国民への想いもスピードも感じられない対策に終始しています。
しかし、コロナウイルスの感染拡大を防止するには、私たち一人ひとりが、今できる対策を十分に行い、終息に向けて努力することも求められます。
埼労連は、感染防止対策として事務局機能を縮小することと合わせて、新型コロナ問題に起因する解雇や雇止め、賃金未払いなどの悩みに応えるための「緊急労働相談」を、4月4日・5日の土日に行うなど、労働組合としての対応を行ってきました。また、全労連は4月6日の常任幹事会で、「新型コロナ感染対策本部」を設置し、国民のいのち・雇用・暮らしを守るあらゆる対策に対応できるように体制を整えています。
こんな状況だからこそ「頼りになる労働組合」の姿を見せ、職場の仲間や未加入の労働者を埼玉ユニオンに引き寄せる取り組みが求められます。
SUの組合員のみなさんも、新型コロナウイルスに関する解雇や雇止めなど、働き方の心配ごとは、SU事務局か埼労連へ寄せてください。
埼労連では新型コロナ問題に関する労働相談を4月に続いて5月16日(土)にも実施予定です。